テッド・ターナーの人生・名言

CNN創業者

人が嫌がることも思い切ってする男

項目人物像データ
本名:ロバート・エドワード・ターナー3世
特徴:おてんば・秀才
得意科目:ヨット
出身大学:ブラウン大学
大学の専攻科目:不明

テッド・ターナーの半生

精神的な苦痛にも屈せず前を向いて攻め続けたCNN創業者

1938年、オハイオ州シンシナティで生まれる。
父親は広告看板業を営む自営業者だった。

学生時代は奇抜な行動が有名で、学校側から数々の罰則を受けるような生徒だった。

大学時代にはヨットクラブに所属し優秀な成績を残している。

実家の広告業を拡大

大学卒業後、家に戻り父親の会社のジョージア州メーコンにある支社でマネジャーとして働くことになる。
このころすぐに結婚し、毎日15時間働き、事業を急速に拡大していった。
1963年、父親が精神的重圧に耐え切れず自殺する。ターナーはこのとき24歳だった。
父親の自殺という苦しい状態のなか、ターナーアドバタイジング社社長兼CEOになる。
それから7年が経ち、1970年、ターナーはターナーアドバタイジング社の株を公開し、その資本で、アトランタ有力テレビ局のなかでも業界最下位のチャンネル17を買収するという思い切った戦略を展開する。
この買収が成功し新会社ターナーコミュニケーションズ社を設立した。

テレビ事業の編成

ターナーコミュニケーションズ社では今までのチャンネル17からガラッと番組編成を変え、日常的に昔のショー番組やモノクロ映画を再放送した。
この番組編成は視聴率が急上昇し、広告収入もそれにともなってうなぎのぼりに増えていった。
1976年全国放送に乗り出し、衛星を使ってアメリカのケーブルテレビ網に電波を送信した。
同年に、スポーツをテレビ放送すればもっと大衆を引き寄せられると直感で感じ、大リーグ球団、アトランタブレーブスを買収、翌77年にはプロバスケットNBAのアトランタ・ホークスも買収した。
1980年に24時間ニュース番組専門チャンネルCNNを立ち上げる。
CNNは評論家たちの前評判は悪かったが、意を反して大成功を収めている。
湾岸戦争のときはCNNの報道によって視聴者が自宅で戦争を体感するという試みが始めてなされCNNの存在はニュース業界で不動の地位を確立することになったのだ。
ターナーはこの後、十数年かけて10社近くの企業を買収し事業をどんどん拡大していった。
そのなかでも1996年のタイムワーナーとの合併はこの後急成長するインターネットという新しい通信業界へ乗り出したことになり、格好の立場を築くことになった。
合併後は新生タイムワーナーの副会長に就任しケーブルネットワーク部門、ニューラインシネマ、自社保有プロスポーツチームの責任者となった。

テッド・ターナーの名言

  • 私こそ、ここぞというときに、ここぞという場所に現れる、その仕事にピッタリの人間だ
  • 人生はB級映画に似ている。 途中でやめようとは思わないが、二度と見ようと思わない

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