フレーミング効果
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フレーミング効果を使った例題
説明するよりまず、次の例題を実際に考えてみたほうが、フレーミング効果がわかりやすくなると思いますので、まずやってみてください
あなたはどちらを選びますか?
- A,確実に5千円がもらえる
- B,2万円もらえる確率が25%で、何ももらえない確率が75%のくじを引く
どうですか?
次に、
- A、確実に1万5千円払わないといけない
- B、何も払わないでいい確率が25%、2万円払わないといけない確率が75%のくじを引く
というのではどちらを選ぶでしょう
実はAとBはどちらも確率的には同じ期待値を持っているのですが、人間の性が出てきてツイツイどちらか一方がよく見えてしまうものなのです。
他にも、
- 治療Sでは1年以内に死亡する確率が30%
- 治療Bでは1年以上生きられる確率が70%
どちらの治療を選択しますか?と聞かれたら
ほとんどの人は治療Bを選ぶそうです
フレーミング効果とは
スーパーの牛肉コーナーでは「赤身80%」と書くのと、「脂身20%」と書くのを変えただけで売り上げに大きな差が出るのだそうです
もちろん赤身80%とかいたほうが売り上げが上がるのでしょう
ここまで読んでいただいてフレーミング効果がだいたいどのようなものが理解していただけたでしょうか?
全く同じ意味のことを言っていても、説明のしかたで意思決定に違いが出る現象のことをいうのです。
同じ金額でも「2割引」と「一万円値引き」とでは売れ行きが変わってきます
病気になったとき、医者に「助かる率」といわれるのか「死亡率」といわれるのでは精神的なダメージに大きな違いがでてきます。
このことはあなたが同じ商品を販売するときでも応用することができるでしょう。
メリットを大きく、デメリットを小さくすることで、意思決定を操作することができるのです。
うまく使うことができるようになれば、フレーミング効果を使うことで対人関係までも良好にすることができるでしょう。