就職活動を成功させるために必要な考え/成熟
成熟とはなんぞや
就職活動をするなかで最も重視されることは「あなた自身がどのような人なのか」、「どのような人になるのか」ということだといえると思います。
多くの企業で適性検査、エントリーシート、心理テストが採用試験として取り入れられていることからも「あなたがどんな人なのか」を計られていることがわかります。
あなたは「どのような人」になれば採用されるとおもいますか?
スキルが高い人
営業につくなら口が達者な人
技術職に就くなら優秀な研究ができる人
誰とでも気兼ねなく話せる人
などいろいろ連想するでしょう。
しかし、それぞれの職業に向き不向きがあるため、一概にコレといえるものはなかなか見つかりません。
ですが、ここに一つたしかな答えがあります。
それは「成熟した人」ということです。
なんだ、そんなの当たり前じゃないか!と言わず聞いてください。
「成熟した人」といっても、それぞれの職行に向いている能力が開花している人というわけではありません。
ベストセラーとなった「7つの習慣―成功には原則があった!
」という本でスティーブン・R・コビィー氏は「成熟」の定義をこう書いています。
「成熟とは勇気と思いやりのバランスである」
「成熟した人とは、自分の気持ちや信念を表現する男気と、相手の気持ちや信念を尊重する思いやりのバランスが取れている人のことである」
実は、採用・昇進・人材開発などの目的で用いられるさまざまな心理テストは、ほとんどが「こうした成熟度」を計るために作られているものなのです。
SPI(性格適性検査)の概要を調べたことがあれば、なおさらわかっていただけることでしょう。
もちろん面接のときも、こうした成熟度を評価する面接官は多いことでしょう。
他人を犠牲にしたり、自分をさげすんだりといった人は対人関係を悪くし、相手企業や社内での人間関係を悪化させる恐れがあります。
勇気と思いやりのバランスがとれた人であれば、入社時に知識・技術がなかったとしても自然と技能は上がってくるものです。
日頃から「成熟した人」になるために頭を働かせることが非常に大切になってきます。
まずは、何かもっといい案はないものかと、あきらめない・妥協しないことからはじめてみましょう。
そうすれば就職活動に限らず就職後、いえ、今現在の友達との関係までもより良いものになるでしょう。
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