目標を設定してなぜ紙に書き出すのか
目標を紙に書き出した実験
各界にさまざまな著名人を輩出しており世界的にも有名な、エール大学の実験があります
「ホンマでっか?TV」がまだ深夜に放送されていた頃にもこの話は出たので知っている方も多いかもしれません
その実験の内容は次のようなものです。
大学で生徒に「書き留められた目標をもっていますか?」というアンケートをとった。
イエスと答えた学生は全体の5%足らずであった。
その後、20年後このアンケートを実施した学生たちを追跡調査した。
結果は、書き留められている目標をもっている5%の卒業生たちが形成した資産の合計が、
残りの95%の卒業生の資産合計を上回るものになっていたというものだった。
つまり、目標をもっていた学生は20年間で、目標をもっていなかった学生たちの20倍もの資産を手に入れていたのだった。
(「書き留められた目標」をもっている人は全世界の人口の3%未満といわれている)
これを読んであなたはどう思うでしょうか?
紙に書きとめられた目標をもっている人と目標をもっていない人とでは20倍ものひらきがでてくるというのです。
「紙に書き出すという行為のもたらすパワーなんか無い」とはいえないでしょう。
なぜ、そのような結果がでたのか
紙に書き出すことによって目標を見失わない(忘れない)ようになるということがいえます。
成功哲学の生みの親ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」を読んだことはありますか?
この本の冒頭に使われている文はまさに要点をついています。
それは
「樹木一本 作れるマッチは百万本
マッチ一本 燃える樹木は百万本
人間の心というのも、どちらかというと燃えにくいマッチのようなものである。
だから、何度か心を擦る必要があるかもしれない。つまり再読だ。
そうして時折必要に応じて本書の太字の部分だけを読むとかすれば、効率は必ず上がるものだ」
という文です。
あなたの心もきっと何度も何度も擦らなければ燃えてはくれないでしょう。
樹木に燃え移るまで何度も何度も擦らなければいけないでしょう。
しかし、目標を毎日毎日…(できれば声に出して読んで)確認して情熱のともし火を樹木に点火し続けていればやがて燃え移り、何もしなくても効率がグンと上がる日がくるはずです。
常にその目標を把握できるよう監視しておくことが望ましいといえるでしょう
あわただしい毎日で自分が建てた目標を忘れてしまうことがないように毎晩ベッドに紙を置いておくなどの工夫をしてください。
(目標管理の項とも関連づけて読んでみてください)
「目標を立てて、それを管理し、具体的な行動計画に落とし込む」といわれますが、いつの間にか自然とできるようになっているでしょう。
そうやって目標を設定して、紙に書き出し、人生のなかでいくつもの奇跡を起こしてください
奇跡とは「不可能だと信じられているゴールを達成すること」である。−ナポレオン・ヒル
この記事は改善して「深層自己説得について」という記事にしています。よろしければコチラも合わせてお読みください。