マーク・ザッカーバーグの生涯・名言
Facebook創設者
マーク・ザッカーバーグの生涯
父親の教育方針
1984年マーク・ザッカーバーグはアメリカ合衆国ニューヨーク州ウエストチェスター郡ホワイト・プレインズで生まれドブスフェリーで育った。
歯科医の仕事をしている父親は少し特別な人だった。
まず、「皆がやっているから」「皆がもっているから」という論理は通用しない性格だった。ただし自発的に「やりたい」と言ったことはとことんやらせてくれる親だった。
そして、一般に普及する前からパソコンの可能性をいち早く見出し町で一番に購入したほど先見の明を持った新しいものに目がない人だった。ちなみに家族はユダヤ教徒だった。
アーズリー高校に入学し、フィリップス・エクセター・アカデミーへと転校する。(頭の良かったザッカーバーグが学校の勉強に意味を見出せず学校を辞めたいと言ったのに対し、学校では学術だけでなくもっと大切なものも学んでほしいという父親の意向があったといわれている。)
この頃、音楽を無料で再生できるソフト「Synapse Media Player」を開発する。このソフトの権利を1億円相当で買い取りたいとマイクロソフト社などが申し出てきたが「お金のためにソフトを作ったのではない」といいザッカーバーグはこれを拒否した。
ハーバードでの事件
その後、ザッカーバーグはハーバード大学へ進学。
ここでも「Coursematch」や「Facemash.com」といった独自のサービスをプログラムした。
たとえば2年生の頃、マーク・ザッカーバーグはボストン大学に通う恋人と口論になりフラれてしまう。このショックから彼女への腹いせにブログに悪態を書き込んだうえに、女の子の顔を格付けするサイト「フェイスマッシュ.com」を一晩で立ち上げる。このサイトとブログは多くの女性の批判を浴びることになった。さらに、このサイトが原因で大学側から半年間の保護観察処分を受けることになる。
フェイスブック立ち上げの経緯
しかし、このサイトはマーク・ザッカーバーグのプログラミング能力を披露することにもなった。ボート部に所属するエリート学生ウィンクルヴォス兄弟とナレンドラ先輩に目をつけられ「ハーバード・コネクション」というサイト立ち上げの協力を要請されたのだ。
※ハーバード・コネクションはハーバードの学生内で利用できる交友サイト
しかしマーク・ザッカーバーグは3人の申し出を断り、接触を避けるようになる。
マーク・ザッカーバーグはこの要請から新たな閃きを得て超短期間に新しいサイトThe Facebookを立ち上げるのだった。
このThe Facebookを作る際、友人のエワルドに資金を出してもらい驚くべきスピードでThe Facebookを完成させた。
2006年に卒業予定の学生として登録されるも、Facebookを向上させるため中退する。
2010年には経済誌フォーブスの「世界で最も若い10人の億万長者」の第1位に当時25歳という若さでランクインした、にも関わらず未だにプログラマーたちとデスクを並べパソコンに向かい日々改善に取り組み続けている。
逸話
- マーク・ザッカーバーグの身長は175センチ
- Facebook創業の物語を描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」の中で、主人公のマーク・ザッカーバーグに対人関係のいざこざが絶えないことやジェシー・アイゼンバーグの演技からまるでアスペルガー症候群であるかのように捉えた観覧者も多いよう。しかしながらマーク・ザッカーバーグ本人がアスペルガー症候群であるという事実はまったく公表されていない。
- ただし劇中で自身を演じたジェシー・アイゼンバーグの演技に対してザッカーバーグは「なかなか良かった」とコメントしたらしい。
- ちなみに映画「ソーシャル・ネットワーク」の制作にあたり、マーク・ザッカーバーグは取材を断っている。
開発
「Synapse Media Player」
- 音楽再生用フリーソフトウエア
- 2003年サービス開始
- 利用者が以前に選択した曲をベースに、聴く曲目を予測してくれる機能
- 高い賞賛を受け、マイクロソフト社など大手ソフトウエア会社が興味を示したが取引は行われず
「Coursematch(コースマッチ)」
- 同じクラスを履修しているほかの学生のリストを参照できるサイト
「Facemash.com(フェイスマッシュ.com)」
- ハーバード大学内に特定した画像の格付けサイト
- 女子生徒の画像を特定のアラゴリズムでランキングするというもの
- このサイトは深夜3時にも関わらず公開から2時間で2万2000件ものアクセスを集めた。
- アクセス過多のためハーバード大学のサーバーがダウンしてしまうほどだった。
- このサイトはインターネット上のプライバシーや肖像権などを侵害しているということで閉鎖された。
- マーク・ザッカーバーグはこの事件で学内のインターネットアクセス権が無効化されてしまった
- フェイスマッシュ.comはわずか3時間で閉鎖
「Facebook(フェイスブック)」(初期名:The Facebook)
- 略称はFB
- 世界最大のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
- もともとはフェイスマッシュ.comで訴えられた知的所有権の問題点を逆手にとりハーバード内の学生がプロフィールなどを自分で公開する、友人作りに役立つサイトとして作られた。
- その後、他の大学でも噂が広まりハーバードの縛りが徐々に薄れていった。
- 初期の頃、友人のエドワルドに「広告を出稿して儲けよう」と何度も言われたがマーク・ザッカーバーグは「サイトのクールさが損なわれる。Facebookはクールなサイトだから利用してもらえるんだ。」として金儲けを優先させなかった。
名言集
マーク・ザッカーバーグの発言した名言の数々
- 人と人をつなぐことこそがインターネットの一番大切な機能だ
- ミスよりグズを嫌え
- 次にやるべきことが何かなんてわからない。僕のやり方は、大きなものをつくるんじゃなくて、小さなプロジェクトを積み重ねていって、最後に一緒にすることなんだ。
- 誰かに何かしろと時間の枠をかけられないこと。それこそが僕が求めているぜいたくなのさ。
- 会社を築き続けることには大いに努力するがそれを手放すことには興味はない。ずっと面倒を見たいし、大きく成長させたい。
- 僕は会社を経営したいわけじゃないんです。僕にとってビジネスというのは、僕の考える目標を達成するための手段に過ぎません。
- 僕は毎日のようにこう自問している。「今僕は自分にできる一番大切なことをやっているだろうか」と
- 僕はまだほんの子供にすぎない。だからすぐに退屈してしまう。でもコンピュータには熱くなれる。
- 僕たちがつくり出したのではない。社会がやがて受け入れていったのだ。