断られないテクニック(4)
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ローボール・テクニック(承諾先取り法)
これはフット・イン・ザ・ドア・テクニックと似たようなテクニックで アメリカの社会心理学者チャルディーニという人が実験したものです。
ものすごく簡単なお願い 「心理学の実験に協力してください」をする そのお願いにOKしてくれた人に対して 「実験は明日の朝6時にはじまるので遅れないように来てください」ときつめの時間を提示する |
というものなのですが、
理論的にはフット・イン・ザ・ドア・テクニックやイエス誘導法をもう読まれた方は
「そういうことか」と思っていただけると思います。
これも人間の、一度とった立場にいつづけようとする習性を利用したものですが、
こちらのほうがたちが悪いかもしれません(汗)。
最初に相手にとってものすごい好条件を提示しておいて、
あとから少しずつ相手の好条件をくつがえすというものなのです。
この手法はお互いがちゃんと納得して条件を飲まないと、
後々「あいつは最初○○といってきたのに、後から条件を悪くしやがった」
と思われるようになり好ましい関係が築けなくなるので、
フット・イン・ザ・ドア・テクニックを使っているつもりで
ローボール・テクニックにならないように気をつけるために頭に入れておいて下さい。
以前には5000円で売るといっていた商品を 何の理由も無くやっぱり6000円で売るといいだしたら、 「おいおい、何を言ってるんだ」 と内心では思うこと間違いなしでしょう。
お客様との関係はWIN−WINの関係でなければよい関係とはいえません。