組織の目標管理

組織としての目標管理方法

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一致団結できるチーム作り

日の丸=日本という組織

会社だけでなく非営利団体や宗教法人、家族など組織には特に目標管理が必要になってきます。

組織全体に目標が浸透していないと群れるメリットが相殺されてしまう恐れがあります。

例えば、ある飲食店の集団割引クーポンを買うために定員ギリギリの人数で構成された組織があったとして、当日遅刻や欠席をする人がでたらどうなるでしょうか?

このような不測の事態を避けるためにも組織の目標管理は重要な役割を果たすのです。

目標管理が上手くいっている好例は、一丸となってコンビニ経営をなりたたせている家族などがあげられます。
おそらく彼らは、父親や母親、息子、娘、またコンビニ経営者としての役割を自覚し、自然と1点に向かう目標をそれぞれが打ち出し任務を遂行していることでしょう。

トップの目標が最重要

多くの場合、組織はピラミッド構造になっています。

会長や社長を筆頭に部長、課長…と続く企業組織を想像するとわかりやすいと思います。

そのなかでもトップの掲げる目標は強く・明確なものになっていなければいけません。

例えば企業という組織の場合を考えてみましょう。

→トップが組織の存在理由であるビジョンや理念の現実のために何をすべきかを打ち出し経営方針とする
→経営陣は、経営方針を実現するために何をすべきかを考える。そして経営計画をつくる
→部長は経営計画を実現するために何をするべきか部の目標を立て、部下に落とし込む
→課長は部の目標を達成するために目標を立て、係長、職員…とそれぞれの目標が達成されるようフォローする
→従業員一同は、チーム全体の向かうべき方向性を理解しそれぞれの役割を認識し目標を立て行動する

このように一番の基となるトップの目標にそって一人ひとりが目標を立てることによって組織は成り立ち、組織として強さを発揮するのです。

物質的なエネルギーにしても、精神的なエネルギーにしても力の強さをきめるのは方向性(ベクトル)です。

途中で目標がコロコロ変わるようであれば部下はついてこれませんし、下層に落とし込む段階で目標に反発されるようであれば、組織は崩れてしまいます。

もしあなたが組織を修めるトップ(長)なのであれば仲間みんなが感動・共感・納得するような超強力な理念を打ちだし、みんなを導いていく必要があるでしょう。

リーダー核の目標設定

リーダーの代表ともいうべき人物=リンカーン元大統領の記念碑

トップの目標がうまく出来上がっても、その下層の人たちの目標はただ垂れ流しではいけません。

トップの目標に沿っていて、なおかつ自分の役割に必要な目標をそれぞれ打ち出さなくてはいけません。

例えば部長であれば、上司の目標にそっていて、なおかつ部下から信頼してもらえるような、自分の部門に対しての目標を立てなくてはいけません。

つまり組織に属する人は、個人的な目標を立てる前に自分の役割にあった目標を打ち出さなければいけないということです。

部下も個々の志が必要

海をみる少年の背中

そこで目標管理をするために個々人がミッションステートメントを書き出すことを提案したいと思います。

例えばあるホテルの従業員は、会社組織から単独ホテル、部署、担当者…各々がミッションステートメントを作成することで素晴らしいサービスを実現しているそうです。

一般的な会社組織では「上司に聞いてみないと判断できかねます」といって逃げる社員が多いのに対し、そのホテルでは方向性に会う判断が個々人で即決できるのです。

これならお客さんはイライラさせられることもなく気持ちよく宿泊することができるとあなたにもわかっていただけるでしょう。

『踊る大捜査線』の名言を借りれば“事件は会議室で起きてるんじゃないんです。現場で起きてるんです。”(笑)
目標管理は、臨機応変な対応を現場の人間ができる環境づくりにも役立つのです。

横のつながりの組織

ここで「横のつながりでなりたっている組織はどうなんだ?」と思った人がいるかもしれないので、そのようなケースについて補足もさせていただこうと思います。

このような組織ではトップが理念を打ち出すというより全員で理念を打ち出すことが必要です。

とにかく全員が納得のいく目標ができればよいのですから時間を惜しまず徹底的に議論し合ってください。

このときは豊かさマインドをフルに発揮して全員の意見を反映した理念を打ち出すことが大切です。

そのうえでさらに個人が目標を打ち出せば非常に強固な組織作りができることでしょう。
※ピラミッド型の組織の場合も可能であれば全員で議論することをオススメしたいくらいです。

就職活動について

“Ambition[志]]”と書かれたボード

もしこれから就職活動を考えているのであれば、あなたのやりたいと思える目標と会社組織が掲げている目標が一致していることが必須の条件になるでしょう。

あなたの「やりたいこと」と会社が「やりたいこと」が反発しあっているのなら、就職活動も難しいものになり、入社してからツライ思いをすることは目に見えています。

反対にあなたの「やりたいこと」があなたが会社に入ってすべきことなら、就職活動は思いのほか簡単で入社後も楽しい社会人生活がまっていることでしょう。

現代では“家訓”や“校訓”、“社風”を意識して生きてきた人は少ないかもしれません。
そんななか何か一つ人生の指針になるものがあると人間は信じられないような力を発揮することができます。

目標を設定し「生きる力」を育んでいきましょう。

※「生きる力」は学校教育が掲げる最重要事項(理念)です(教職員や生徒の方々が認識しているかどうか=全教職員の間で目標管理できているかはわかりませんが、少なくとも教職課程を学んだ上で私はそう認識しています)。

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