早期退職と退職金
希望退職者の募集
会社の経営が苦しくなると人員経費削減のため希望退職者の募集がかかります。
これは事実上のリストラですが、退職金の上乗せをしてくれるケースが多く、転職支援・再就職のあっせんを行ってくれることもあるため、希望退職者の募集に名乗り出た場合は退職理由が自己都合扱いになります。
もし辞めたいと思っているのならメリットとデメリットを見極めたうえで名乗り出るのが得策でしょう。
メリット
- 自ら名乗り出ると退職金の上乗せや就職支援をしてくれる
デメリット
- 自ら名乗り出ると「自己都合」になるため、失業給付金の総支給額が減る
つまり、退職金と給付金の比較をしておくことが賢いやり方になります。
中高年向けの早期退職優遇制度
会社によっては中高年の方向けの早期退職優遇制度があります。
この制度を利用した場合、退職金の上乗せが期待できます。
高齢による給与カットが嫌・他にやりたいことがある・体力の限界を感じる…そんな方は就業規則を調べてみるのもよいかもしれません。
ただし、早期退職した場合、当然退職理由は自己都合になり、年金の受給にも負担をかけることになることを忘れてはいけません。
突然のリストラ
会社都合で突然のクビを宣告された場合、失業保険の他に、会社から解雇予告手当てをもらうことができるようになっています。(最低でも平均賃金の30日分)
支払ってもらえない場合、法律上会社側に請求できるので覚えておきましょう。