全面性の原則

木を見て森を見ず

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全体を見通す事を忘れずに

森の中にいると全体がわからなくなる

筋力トレーニングの通説に「全面性の原則」があります。

一部分だけの筋肉を鍛え続けているとケガの危険性を高めるため、全身の筋肉をバランスよくトレーニングしなければならないという原則です。

ヒザや腰を痛めたために休養を強いられかえって筋力を落としてしまったのでは意味がありません。

これと同じように目標を達成するためには全体を見通す力が必要です。

部活動でレギュラーを取れる人や就職活動で引く手数多な人、仕事で結果を残せる人など人生を成功させている人たちは決まって“正しい方向性をもった行動”をとる能力が優れているのです。

「木を見て森を見ず」ということわざがありますが、物事の細部に気をとられてしまい本来の目的を見失っている人が多いように感じます。

私にも苦い経験がありますが、例えばあなたも次のような人を見かけたことがあるのではないでしょうか?

  • 理想のボディを手に入れたいと思ってダイエットを始めたのに体重を落とすことだけにとらわれてプロポーションを崩してしまう女性。
  • 健康になることを目的として禁煙をしているのに、家族が見ていないところでタバコをもらう亭主。
  • 将来の実生活に役立つ知識・知恵を身につけるために勉強をしているはずなのに定期テストの問題をカンニングする学生。
  • 打球の飛距離を伸ばすために体重を増やそうと食事の摂取量を増やしたがお腹周りに肉がつきすぎてスイングが遅くなってしまう野球部員。
  • 走力向上のために筋力トレーニングを始めたにも関わらずいつのまにかスクワットの重量を上げることが主たる目的となってしまい(膝上の筋肉がつきすぎて)結果的にタイムが遅くなってしまうランナー。

これでは本末転倒です。

もし、結果が伴っていなかったり心当たりがあったりするのなら一旦今の悪習慣を中断して、その時間を有効に利用し目標を再確認しましょう。

目標を達成できる人は全体を見通す能力が高い人たちなのです。



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