プラシーボ効果
プラシーボ効果について
プラシーボ効果を有効に活用することができれば難病をも克服することができる可能性があるためプラシーボ効果についてあなたも知っておいて損は無いでしょう。
プラシーボ効果とは、薬を活性物質とすると、その対象試験で頻用される非活性物質(プラシーボまたはプラセボ/偽薬)を服用することによってみられる身体の変化をいいます。
たとえば嘔吐と吐き気を止めるという薬を妊娠した女性たちに飲んでもらう実験をみてみると分かりやすいと思います。
この実験は、薬を飲んだあと吐き気からおこる胃の収縮を計測するというものでした。
実験の結果、妊婦さんたちの吐き気による胃の収縮は見事に止まっていたのでした。
しかしながら実は、吐き気を止めるといって渡した薬は吐根剤で、本来嘔吐と吐き気を悪化させるものだったのです。
驚くべきプラシーボの効力
つまり暗示によって妊婦さんたちは吐き気を消しただけでなく吐根剤の効果までも消してしまったのです。
これがプラシーボ効果です。自己暗示による影響が強いといえるでしょう。
このようなプラシーボ効果を使って難病を克服した人の事例がいくつもあります。
もしあなたの周りに虚弱体質で悩んでいる人がいたとしたら、もしかすると虚弱体質というレッテルがその人を苦しめている原因の一つかもしれません。
過剰な思い込みも問題点がありますがプラシーボ効果を上手く利用することができれば薬に頼らずとも問題を克服できるかもしれないのです。
ただしノーシーボ効果には気をつけないといけません。
ノーシーボ(ノセボ)効果について
プラシーボ効果に対してノーシーボ効果というものもあります。
ノーシーボ効果とはネガティブな思考が健康状態を阻害する力をいいます。
そこには驚くべき次のような事例があります。
医者が、ペニシリンに対してアレルギーのある患者にプラシーボを与えました。
そして飲んだ直後にそれはペニシリンだと伝えたところ、その患者はアナフィラキシー・ショック(生死に関わるほど重度で急性のアレルギー反応)を起こし死んでしまったのです。
(知らされた途端ショックで病状を悪化させてしまったのです。)
“思い込み”で私たちは科学的連鎖反応を体内に作り出します。
もし人生で上手くいっていないことがあるのならあなたの記憶をたどってネガティブな感情をポジティブなものへと変換してみるとよいでしょう。
もしかするとプラシーボ効果によって人生を好転させることができるかもしれません。