ネットショップで商品を売るためのページ構成を考える
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ページ構成を考える
ネットショップの作成に取り掛かる前にページ構成を考えておきましょう。
せっかくお客さんが来ても購入の仕方がわからなければ商品は売れません。
ネットショップには基本的なページ構成のルールがあります。
大体のネットショップは次のような構成になっています。
- 何のネットショップなのか紹介するページ(TOPページ)
- サイトの全体がわかるページ(サイトマップ)
- 商品を探すページ(商品一覧ページ)
- 商品についての詳しい説明が記載されたページ(詳細ページ、ショッピングカートが設置されていることが多い)
- 支払い方法や商品の受け取り方法、お店の情報などが記載されたページ(特定商取引の記載ページ)
- お客さんが住所や支払い方法を入力するページ(購入フォームページ)
- きちんと注文が完了したことを伝えるページ(注文確認ページ)
お客さんの動きを意識して構成を紙に書き出してみるとよいでしょう。
特にTOPページや商品一覧ページ、詳細ページはどのページもお客さんが来店するページ(入り口ページ)になる可能性があるので一目で何を販売しているネットショップなのかわかってもらえるように意識しましょう。
ひとつの商品を専門的に売るネットショップであれば商品一覧ページや無駄なページを省いてもよいでしょう。(無駄なページがないほうが、お客さんが迷子にならず購入に直結しやすくなります。)
お客さんの動向を考える
ページ構成・内容を考える上ではお客さんの動向を思い描きながらどんなページにするのかを考えなければいけません。
オンラインショッピングをするお客さんの動きと感情を考えてみましょう。
各ページの内容や配慮するポイントがつかめると思います。
順 | 行動パターン | 感情パターン |
---|---|---|
1 | インターネットを開き検索エンジンで欲しい商品を検索する |
ウキウキしている |
2 | あなたのネットショップを発見し来店する |
オッ!と思う |
3 | お店の様子を伺う |
警戒する |
4 | 欲しい商品を探す |
ワクワクする |
5 | 欲しい商品を発見する |
ドキドキする |
6 | 買おうか悩む |
不安になる |
7 | 安心できるネットショップか確認する |
不安を解消したくなる |
8 | ショッピングカートに入れるボタンを押す |
ドキドキする |
9 | 購入ボタンを押す |
決断する |
10 | 支払い方法を確認する |
条件を考慮して買わない理由を探す |
11 | 購入フォームへ宛先などを入力する |
面倒くさいと思う |
12 | 購入確定ボタンを押す |
ボルテージが最高潮に達する |
13 | 注文受付確認をする |
ホッとする |
14 | お金を支払う |
少し不快な思いをする |
15 | 商品が届けられる |
嬉しくなる |
不安要素があると購入までいたらないかもしれません。
- 代金引換で支払いたいのにコンビニ決済しかなければ購入を諦めるかもしれない
- ショッピングカートから購入フォームまでの誘導が順序に沿っていなければ怪しいネットショップだと判断されるかもしれない
- せっかく来店しても欲しい商品がなかなか見つからなかったら購入を諦めるかもしれない
お客さんは欲しいと思って来店しているので不安を解消して買わない理由をなくすことが大事になります。(購入意志のないお客さんにモノを買ってもらう努力も必要かもしれませんがまずは欲しい人にキチンと売れるようになりましょう。)
デザインを考える
販売する商品やサービスに合ったデザインを考えて全ページに統一感を出すこともネットショップには重要な要素です。
統一感のないネットショップはお客さんを逃しやすくなってしまいます。
せっかくお客さんがネットショップをみて購入しようと思い購入ボタンをクリックしてくれても全くデザインが異なるページに移動すると「違うサイトに来てしまったのではないか」と錯覚して操作が中断されるかもしれません。
必ず全ページのデザインに統一感を持たせるようにしましょう。(色使いやサイドバーの幅など)
また、サイト全体に統一感を出すとネットショップ自体のブランディングにもなります。
例えば、実際のお店でも店内の雰囲気は重要です。
- 激安の殿堂「ドンキ・ホーテ」では店内にPOPな看板をつけてお客さんに親近感を覚えさせているように感じる。
- 海外ブランドのアパレルショップはガラス張りのショウウイドウにカッコよくコーディネートされたマネキンが並べられ店内にはひとつひとつの商品がキレイに配置されて高級感を演出しているように感じる。
ネットショップでも実店舗と同じようにお店の雰囲気作りをすることでお客さんの満足度を向上させることができるのです。
- 取り扱う商品が子供向けの服だとしたら可愛らしいデザインのネットショップにすることでやさしさや安心感を持ってもらえるかもしれない。
- ブランド物を販売する場合、シックな色あいにゴールドやシルバーを織り交ぜてゴージャスなイメージに仕上げることで購入者の満足感を上げることができるかもしれない。
これから実際にネットショップを作成していくにあたってイメージは変化していくかもしれませんので、なんとなくネットショップのページ構成やカラーをイメージしておきましょう。
※だれしもデザイナーの資格をもっているわけではありませんので難しいと感じるかもしれませんが、実際にネットショップを作成するときにはテンプレートやおおよそのパーツが利用できますので大まかなイメージだけ持っていただければ大丈夫です。
ページ構成を練るのに次ページの「ネットショップの達人養成講座」はうってつけです。
ネットショップの本
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