同調化の持つパワー
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同調行動とは
同調とは、相手(または集団)と同じ行動をとろうとすることをいいます。
この同調に加えて、人と同じ行動をとることで安心感を得ようとする心理傾向のことを同調化といいます。
この同調化をうまく利用することができると人間関係や営業活動を快適にすることができるでしょう。
特に日本人は仲間はずれを嫌う傾向が強い上に、「定番商品」や「流行グッズ」に目がありません。
ラーメン屋やバーゲンセールのお客さんを例にあげると、行列ができていないときはお客さんの入りが悪いが、一度行列が長くなり始めると加速度的にお客さんが増えるようになっています。
味や商品の良し悪しが関係ないとは言い切れませんが、行列ができていなければそれほど長蛇の列はできないでしょう。
では、具体的にあなたはこの同調化という心理をどのように使うとよいのでしょうか?
例えば、営業先で契約を取るときに「一流企業の90%がすでに導入しています。御社ほどの大手であればライバルに引けを取らないためにも今すぐ導入したほうがよいと思います。」といったような説明をすれば契約を決める一押しになります。
『営業は「洗脳」―一瞬でお客様を支配する禁断の営業術』という本にも書かれていますがテレビショッピングの商品に「定番」という言葉を入れるだけで爆発的に注文が増えるというのも使える技術です。
また、初対面で不安を感じている人と話す場合に相手のしぐさを軽くマネ(同調)するとちょっとした安心感を与えることもできます。
ただし、あまり他人のマネばかりするのは気分を損なわせる可能性があるので気をつけましょう。
この同調化という心理が働いていることを意識すれば、あなたが同調に惑わされそうになったときも冷静な判断をとることができるかもしれません。
コンビニで新商品が発売されたとき、「この夏の新定番!」なんていう見出しがあったら注意してくださいね。