行われるべき目標管理/本来の目標管理の意味とは
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目標管理[Manegement By Objective]
目標の管理(目標による管理)という言葉があります。組織のマネジメント手法の一つで、MBOともいわれます。(management by objectiveの略)
この目標管理(MBO)は漠然とした組織全体の目標を噛み砕いて一人ひとりがやるべきことを明確にする役割があります。
個人的な業務目標を設定・申告させることによって自主性を高め、組織の中で個々が主体性を発揮することで大きな成果を期待するのです。
一般的には上司が部下に対して個人目標を設定させるというものです。
例えば、営業部署の売り上げ目標が月300万円だとしたら部署30人の内の営業社員一人に対して10万円の成績を求めます。その10万円を達成するための行動予定などを上司は徹底的に落とし込ませ管理するのです。
目標管理をする本来の意味を深く考える
目標管理の目的は本来やる気を起こさせるのが主だった趣向です。
漠然とした組織目標を小さく砕いて個々人に明確な目標を認識させモチベーションを維持させることができるはずなのです。
しかし多くの会社組織では本来の目標管理の趣向が社員一人ひとりに浸透していません。
リーダーは目標管理の役割をしっかりと認識した上で指導していく必要があります。
行われるべき目標管理
成功するためにはマインド(考え方)を学ぶ必要があります。
成功者と同じ行動をしているつもりでも思考回路が違うと結果が伴わないことが多々あるのです。
マインドが伴わない例をみてみましょう。
目標管理シートを導入して大幅に成績を伸ばした大企業がありました。
ある日その企業についての特番がテレビで放送されたのをきっかけに、業績不振に悩む会社が真似をして目標管理シートを導入しました。
社長からの命令で上司は部下に徹底して目標管理シートを書かせノルマを設定させ怒鳴り散らしました。
しかし会社の成績は伸びるどころか下がってしまいました。
なぜ目標管理シートを導入した一方の企業は大幅に成績を伸ばしたのにもかかわらず、一方は成績を下げてしまったのでしょうか?
それは目標管理シートの本来の目的であるモチベーションの向上を上司が理解していなかったからです。
一方の企業では目標管理シートを利用することによって組織全体のベクトルを統合することに成功し、もう一方の企業では逆効果をうんでしまったのです。
ハウツー(どうやったか)を知ることは重要なことですが、マインド(どう考えたのか)を知らないと全くといってよいほど効果が出ません。
ハウツーを知りたがる人は多いのですが、ハウツーは成功するための15%ほどの要因にしか過ぎません。残りの85%はマインドです。
成功するためにはどう考えて行動したのかが重要になります。
これは目標管理以外のどんなことにも関係が深いことです。
マインドの伴った目標管理を実行しましょう。