長期の大きい目標を達成するための方法
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チャンクダウンとは
大きな目標を成功させる為にはチャンクダウンするとよい
チャンクダウンとは「塊をほぐすこと」です。
ちょっとグロテスクなお話になりますが、皆さんが食しているお肉は元々は牛・豚・鳥などの口より大きいお肉の塊だとご存知ですよね?
この大きなお肉の塊を切って、調理して食べやすい大きさにしたものが食卓に並んでいるはずです。
さらにそれをお箸やナイフで細かくして食べているのが普通です。
もっといえば口の中で噛んで…もうやめておきましょう(汗)
何が言いたかったかというと、「大きなものは塊のままではどうにもできないが、細かく分解することで処理できるようになる」ということがいいたかったのです。
夢・目標も同じです。
大きな夢・目標を達成しようと思ったらチャンクダウン(細かく)して少しずつ着実に実行するに限ります。
マラソンをするとき42.195キロ先のゴールをみると心が折れそうになりますが、手前にある電柱を一つ一つ通過していくことを意識すると一歩踏み出す勇気がわいてくるものです。
長期目標(おおきな目標)を漠然と夢見て無理だとあきらめるのではなく、あと一歩踏み込んでチャンクダウンしてみてください。
コーチングで用いられる逆チャンクダウン
コーチングでは相手の目標を確認する作業としてチャンクダウンをもとに質問をします。
いつ、どこで、だれが、なにを、どのように、どれくらい…と端的な質問をすることによって相手は自分が何をしようとしているのかわかってくるのだそうです。
コーチングではチャンクダウンと逆のパターンの手法もあります。
突然ですが、あなたは進路について学校の先生にしつこく質問されたことはありませんか?
「もうそろそろ進路を決定して具体的に動いていかないと試験までに間に合いませんよ」という脅し文句がくるアレです。
アレはチャンクダウンとは全く逆のプロセスで、今やっている勉強が将来何のために役立つのかを明確にさせようとしているのです。
これをチャンクアップといいます。
チャンクアップとは、チャンクダウンとは逆で「塊をつくりあげる」作業です。
「木をみて森をみず」という“ことわざ”がありますが、目標達成のプロセスもこれと同じで、いざ短期の目標を達成することに躍起になっていると最終的なゴール(全体像)を見失ってしまうものです。(=行動経済学の原理)
チャンクダウンとチャンクアップを使い分けて、行動する勇気と指針を手に入れましょう!
こんなときはPDCAサイクルのA(action:改善)の工程で長期目標を思い出すことが大切です。
PDCAサイクルについて詳しくは目標設定のサイクルとプロセスも参考にしてください。
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