自分の選択が自分の人生をつくる
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自分で目標を設定していると自覚しよう
あなたの人生を好転させるためには“自分の選択が自分の人生をつくっている”と自覚することが重要です。
なぜなら自覚することこそが人生をコントロールする最初のカギだからです。
とある学生の自覚話
親に進路を決められ嫌々勉強している人がいました。
彼は、放課後毎日塾に通いながら帰宅後も食事や睡眠以外の時間はほとんど机に向かっており、学校の友達に会っては不満ばかり言っていました。
「親が、勉強しろってうるさいんだ。本当にもう大学なんてどうでもいいから勉強なんか辞めてしまいたいよ。」
偏差値のことで両親に何か言われるのではないかと思うとテストのたびにストレスと疲労は貯まる一方でした。
そして遂には高校3年生になったとき彼は両親と進路のことでケンカになってしまいました。
「僕は、お父さんやお母さんのロボットじゃない!勉強漬けの毎日から開放してくれないかっ!?」
その言葉を聞いて両親は泣きながらこう言いました。
「私たちは、てっきりお前も一流大学に進学したいものだと勘違いしていたようだ。他のことがやりたいのならその道にすすみなさい。」
しかしながらその夜、自分の本当の気持ちを彼は自覚します。
「親のあんな辛そうな顔を見るのはイヤなんだよな。それにあの大学に進学するのも別に間違っているとは思わないし他にやりたいことがあるわけでもない。もし進学できたなら憧れの職業に就ける可能性もグンと近くなる…」
翌朝、朝食の席で彼は、両親にこれからも勉強を続けるから応援してほしいと気持ちを伝えました。
それからはテストの結果が待ち遠しくなりました。
彼は、両親の喜ぶ顔が見たくてウズウズし、勉強が楽しくなったのです。いつのまにか友人との会話も明るいものになり人生が好転したのでした。
もしあの夜、勉強していることを両親や周りの環境の性にしていることに彼が気づかなかったら(自覚しなかったら)、きっと彼は目標を失いしばらく遊びに明け暮れ適当な進路を選んで不満をタラタラ言ってばかりの人生を歩んでいたのではないでしょうか。
実は、まるで結婚を反対された人たちが周囲の反対を押し切って駆け落ちするかのように、いつだって勉強をやめることはできたのです。それなのに彼は勉強をし続けていました…
みんな“自分の意志で”人生を選択することができ、そうしています。自覚しているか、自覚していないかの違いに気付いているかどうかだけなのです。
主体性を持って人生をコントロールしよう!
“自覚”は人間だけがもつ、他の動物にはない特別な能力です。
(他の動物は客観的に物事を考えることができません。)
その高度な能力を使いこなし人生をあなた自身の手でコントロールしていきましょう。
そして「あのときこうしていれば…」と後になって後悔しない生き方を目指していきましょう。
「我こそが運命の支配者にして我が魂の船長なり」
―詩人ヘンリー
「私たちがこれまで考えてきたこと(原因)が、私たちを今の環境(結果)に運んできたのです」
―ジェームズ・アレン著「「原因」と「結果」の法則」
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