就職活動の面接の基本/流れとマナー
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基本:面接官がチェックしているポイント・優先順位
就職活動の面接について基本的な流れとマナーをまず説明させてもらいます。
面接で話す内容よりも、身だしなみや言葉づかい、あいさつ、マナー、表情、意欲の方が優先順位は上です。
もし、あなたが採用担当者だったらどう思うか考えてみてください。
あたり前のことがあたり前にできる人でないと入社してきてもらっても企業側は大変な思いをするだけです。
質問の受け答えを準備する前に基本的なルールを認識しておきましょう。
マナー:身だしなみ
出発前に身だしなみを確認しましょう。
女性の場合
- スカートが短すぎるのは場違いになります
- アクセサリーは腕時計以外ははずしてください
- 髪の色は自然な色に染めなおしておきましょう
- 髪の毛が長い人は前に落ちないように後ろでまとめてください
- 靴のヒールは3〜5センチのパンプスが歩くのに安定して、見た目もキレイな印象になるでしょう
- ストッキングは大事なときにカギってよく伝染(やぶれる)するものなので予備をもっていてください
男性の場合
- 出発前にヒゲは必ずそりましょう
- 鼻毛も出ていたらかっこ悪いですよ
- 靴はピカピカにしておいてください
- ズボンはきっちりとプレスしておいてください
- 髪型は長髪より短いほうが印象がいいでしょう
- スーツにフケが落ちていたりすると目立ちます(スーツも髪もキレイにしておきましょう)
マナー:言葉づかい
丁寧語・尊敬語・謙譲語を正しく使いわけましょう。
基本的には丁寧語を使います。
「です」「ます」「ございます」を語尾につけて話します。
相手の名前を呼ぶときは「さん」「様」をつけます。
※役職名を呼ぶときはそれ自体が敬称になるので「さん」「様」はいりません。
会社のことを呼ぶときは「御社」「貴社」と呼びます。
※会社名を何度も口にするのは美しくありません。
敬意を抱く人の行為に対して話すときは尊敬語、自分の行為について話すときは謙譲語を使います。
尊敬語の例:〜と先生がおっしゃいました。
謙譲語の例:それでは17時に伺います。
わからない質問を問われたときは、いきなり「わかりません」と応えるのではなく、「申し訳ございません」や「恐れ入ります」、最低でも「すみません」などクッション言葉を入れるように心がけた方がよいでしょう。
“流れ”と“注意点”
面接の流れとそれに伴う注意点を紹介していきます。
入社後にも役立つ知識なので覚えておきましょう。
面接会場に向かう
- 会場に入る前に近くのトイレに寄り、鏡で再度身だしなみを整える
(髪形が気になるところだが、靴の汚れや靴下の緩みなどにも注意が必要) - 15分前に到着するのがマナー(早すぎても遅すぎてもいけない)
- できれば携帯電話・スマートフォンの電源は切っておきましょう
面接会場に着く
- 受付へ行き学校名・学部名・学科名、名前、用件を伝え指示を聞く
- 景気の悪いご時世なので受付を兼任した面接官かもしれないので気を引き締めて対応すること
- 人とすれ違うときは必ず会釈をすること(お辞儀の角度は15度)
控え室に通される
- 面接の予習をして待ちましょう
- タバコ・ガム・携帯ゲーム等は当然控えること
名前を呼ばれる
- 名前を呼ばれたら必ず返事をして指示に従いましょう(ドアの向こう側から呼ばれることもある)
面接室に入室する
- ドアの前に立ち2〜3回ノックをして中からの返事を待ってから入室すること
- 入室時は「失礼します」「失礼いたします」と一言そえること
- ドアの開け閉めは両手でやさしく(後ろ手でドアを閉めるのはマナー違反)
- 入室したら面接官に向かって行儀(30度の角度のお辞儀、頭を下げたときキチンと止まること)
- 面接官から「こちらへどうぞ」と指示があるはずなので「ハイ」と返事をして席まで進む
- 椅子の隣に立ち、着席をすすめられるまで座るのも待ちましょう
着席する
- 着席をすすめられたら「失礼します」といって深く腰掛けること
- 相手の方向へ身体を向けたまま片足を引いて座るようにする
- 背筋を真っ直ぐ伸ばし背もたれに寄りかからないこと
- 女性は手をそろえてモモの上におくようにする
- 男性は手を軽く握りヒザの上におくようにする
- ひじ掛けに肘をおいたり、足を組んだりしないように注意すること
面接開始
- 複数の面接官のうちしゃべっている人を見て話をしっかり聞くこと
- なにかマナー違反をしたりミスをしてしまったりした場合、誠意を込めて謝りましょう(笑ってごまかすのはNG)
面接終了・退出
- 質疑応答が終わったら、その場で「ありがとうございました」と面接に対してのお礼を言い行儀(30度の角度のお辞儀)をする
- 席から離れドアまで来たら面接官の方へ身体を正対させ「失礼しました」といって行儀(30度のお辞儀)をする
- 入室と同様、ドアは両手でやさしく開け閉めすること
帰宅
- 退出後も気を抜かないこと
- すれ違う人には必ず会釈をしましょう
ここに上げたマナーは最低限のマナーです。しかしながら意外とできていない人が多いのも事実です。質疑応答の練習ばかりする前に基本的なことをしっかり覚え他の学生たちに差をつけましょう。
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