自己破壊の欲求について

自己破壊の欲求をなくそう

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自己破壊の欲求とは

自己破壊の欲求を抱える人

自己破壊の欲求は私たちの目標達成を妨げる恐ろしいものです。

ご想像の通り、自己破壊の欲求とは、自分の理想とは違う方へ意思を捻じ曲げて自分を傷つけたくなる衝動だからです。

多くの人の心の中には「自己破壊の欲求」が潜んでいます。

例えば、地方大会でも全く勝ち上がったことのない弱小高校の野球部員の友達が「将来は、プロ野球選手になりたいです」と言ったとしましょう。

するとなぜかたいてい監督や一部の仲間に「お前なんかになれるはずがない」とバカにする人たちが出てきます。

そしてそれを聞いていた他の部員も一緒になって笑いはじめるのです。たとえプロ野球選手になりたいと思っていても空気を読んで一緒になって笑うのです。―――こうして彼は、「自分もプロ野球選手になりたい」といって笑われるのが恥ずかしいとか一緒になって笑ったという面子を保つためとかいう理由で夢を追うことにブレーキをかけてしまうのです。

例えば、幼稚園児が電車の中で「大金持ちになりたい」と叫んだとしましょう。

するとおそらく「バカなことをいいなさんな!お金は汚いものだから、恥ずかしいから人前でそんなこと言うのやめなさい」とお母さんに怒られる事態が発生します。

運が悪かったらこの子は、大金持ちになりたいと思うことは恥ずかしいことなのだという連想を作り上げます。―――そうして大人になったとき大金持ちになりたいと思って起業してもお金に対して悪いイメージが払しょくできず経営が上手くいき始めた途端に会社をたたんでしまうのです。

もし自己破壊の欲求がなければ彼らは夢を叶えていたかもしれません。

自己破壊の欲求が生まれる原因

タバコや酒といった習慣

自己破壊の欲求は、育ってきた環境(習慣・文化・宗教など)が原因で引き起こされることが多々あります。

例えば日本人の潜在意識には「出る杭は打たれる」ということわざが深く根付いています。

これから有名になりたいと思っている人にとって、これは嫌われないために重要な教えになりますが、ときにこのことわざは足かせになってしまいかねません。

すると想いに矛盾が生じてしまうのです。

この他にも昔見たテレビで権威ある人が推奨していた習慣や幼少期から家で定められていたルール、宗教で定められてきた戒律など疑うこともなく惰性で続けていることがきっとあると思います。

もしかするとそれらは、守らなければいけないと思い込んでいるために抜け出すことができなくなり目標達成の妨げになっているかもしれません。

自己破壊の欲求を取り去るには

3つのハート

ではどうすれば自己破壊の欲求を取り去ることができるのでしょうか?

これには知・情・意の三つの心を養うことが肝要でしょう。

知とは、知識や知恵のことです。知がなければ物事の得失を見分けることができません。

一つの意見に対して反対の意見や規格外の出来事がなかったかよく検討することで新たな可能性が見えてくることがあります。

情とは、感情のことです。情がなければ知ばかりで行動が生まれません。

知を分別するときに情をどのようにコントロールするかで行動を変えることができるようになります。

意とは、意志のことです。意がなければ情に流され上足だってなにも達成できません。

意があるからこそ周囲の言葉に振り回されることなく夢を追い続けることができるのです。

ただし、意ばかり強くて知と情が伴っていなければただの頑固者になってしまいます。

これら三つの心を定期的に省みてバランスをとることが重要になるのです。

もし、今道に迷っているのなら知・情・意の三つを見つめなおすことで自己実現の欲求を正しい方向へ導くことができるのではないでしょうか。



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