富・名声を手に入れた成功者たちは何をもってして成功したといえるのか
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人生の価値を見いだす
「誰かのために生きてこそ、人生は価値がある」
これはジョン・C・マクスウェルの言葉です。
だから「目標(使命)」というものは自分以外の人にも関わりを持ったものを選ぶべきです。
みんなは一人のために
野球をしたことがある人、特にピッチャーを経験した人にはわかると思います。
多くのピッチャーは速い球を投げられるように体を鍛え、走りこみ、フォームをつくり投げ込みます。
「150キロ(もしくはそれよりもっと速い球)の速球を投げてやる!」という目標を打ち立てます。
しかし、この目標には重要なことが抜け落ちている場合があります。
一人はみんなのために
その重要なこととは、「チームの勝利に貢献できるかどうか」ということです。
いくら150キロの剛速球を投げられるようになっても、点を取られ、毎試合負け越しのピッチャーでは意味がありません。
たしかに、150キロ投げられるようになればプロのスカウトの目にとまりプロ入りできるかもしれません。
たしかに、150キロを投げるあなたは観客やファンを魅了し喜びを与えることができるかもしれません。
しかし、ただ「自分の欲求を満たすだけの目標」ではいずれレギュラーから落ち、敗退の一途をたどることになってしまうのです。
おそらく第一線で活躍するプロ野球選手たちの多くはそんな自己中心的な目標をかかげてはいないでしょう。
雑誌で「160キロの球を投げられるように」「ホームラン50本打てるように」といいながらも、根底には「チームが勝てるように」「チームの優勝に貢献するために」、「ファンのあたたかい声援に応えるため」にという思いがあるはずです。
あなたの人生を支えるのは“成長”と“貢献”である
このように成功には2種類の喜びがあります。
ひとつは「私的な欲求を満たすことができたときの喜び」、そしてもうひとつは「他人の欲求を満たすことができたときの喜び」です。
この“成長”と“貢献”に支えられた目標をあなたは打ち立てるべきです。
例えば、成功している「真のお金持ち」は多くの人々に喜びを与えています。
ソフトバンク社長の孫正義氏、松下電器創業者の松下幸之助氏、自動車メーカーのホンダ創業者である本田宗一郎氏、アップル社元CEOスティーブ・ジョブズ氏…いずれの偉人たちも世の中の多くの人々の欲求を満たし、喜びを与えた対価としてお金持ちになったのです。
他人からお金を騙し取ってお金持ちになった人は心の平安につくことができず、いずれ持っているお金かそれ以上の代価を吐き出すことになってしまうため「真のお金持ち」になることはできません。
私的にも公的にも、相互に喜びがあるような目標を立てることができれば価値ある人生を謳歌し成功したといえるのだと思います。
どうかこの重要なポイントを考えたうえで目標設定をして、成功への方向性、第一歩を踏み出してください。