XHTMLを知らなくてもEPUB形式で電子書籍が作れる方法教えます
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GoogleのSigilパワー
いちいちワードやPDFのファイルをEPUB形式にしないといけないのは面倒です。
ここではワードを使わずにEPUB形式で簡単に電子書籍を書く方法をお伝えしていきたいと思います
グーグルが無料で提供している「sigil」というソフトを使えばいいのです。
(このソフトはワードやPDF、HTMLをコピー&ペーストしてEPUB形式に変換することもできます。)
Sigilはココがすごい
- ワードを使ったことがあればほとんど同じように使えます
- XHTMLコード(EPUB形式/電子書籍作成以外にもWEBサイト作製時にも使用)が書けない人でもワードで入力するのと同じ作業で簡単にXHTMLに変換されます
- もちろんXHTMLの作業も自分で書き換えられます
- ソフト自体は英語ですが、英語表記はほとんどなく、ワードと同じアイコンが表示されています
- HTMLで作った文章であればそのまま読み込むことも可能です。
- Sigil上で文章を書いていけばほとんどEPUB形式のエラーはでません。
この方法は特にiPad用電子書籍に適しています。
「sigil google code」でファイルをダウンロードしてください
ダウンロードは、サイトを開いたら右側のサイドバーからあなたが現在使っているパソコンのソフトを選び、保存するだけです
あとはダウンロードしたファイルを[実行]して指示に従って起動させてください
ワードやテキストファイルに原稿がある場合は文章をコピーして張り付けることによってsigilに繁栄することができます
(※Sigilの[file]ボタンからデータを読み込むと日本語をうまく読み取れず文字化けしてしまうので必ずコピーして貼り付けてください。)
Sigilを使って電子書籍を作っていく
※ここから具体的な電子書籍の作り方を説明させてもらいます。
わかりにくい部分や作業しながら読んでいただく文章が長々と続きます。
ご留意ください。
基本的には文章の書き出しをワープロを打つ感覚で行っていけばよいのですが、段落を変えたりページを変えたり、画像を挿入したりといった作業も加えたいことだと思います。
ここではSIGILを使ってそれぞれの方法を実行できるよう解説していきます
まず最初に表紙を作りましょう
表紙の画像をGINPなどのツールを使って作ってくださったと思います。
SIGILの[section0001.xhtml]と書かれた記入欄の先頭にカーソルを合わせてください。
そこで用意している表紙画像を[insert]→[image]から開きます
(画像の横に本文が出てきた場合はキーボードの[enter]で改行してください。)
画像が張れたら、画像の横(または下)にカーソルを合わせて、[chapter break]ボタンをクリックしてください。
この1ページ目を表紙としてSIGILに読み込ませるために左側のサイドバー[Book Browser]の[section0001.xhtml]を右クリックして[Add Semantics]→[Cover]とクリックしてください。
これで表紙(カバー)が完成です。
本文を読みやすくする
お手持ちの本は段落わけや大きいセクションごとにページが分けられていて読みやすくなっていることでしょう。
ここで、段落を分けていきましょう。
SIGILの左上に四角いボックスで[Normal↓]と書かれたボタンをクリックしてください〈select heading〉という項目で[heading1],2,3,4…と数字があると思います。
1が1番大きい見出し、続いて2、3…となります。
段落の先頭ごとに見出しをつけていくとき文字の指定を[heading]で行ってください。
本文を書くときは[Normal]に必ず戻して書いてください。
(※headingは必ず1から使わなければいけないわけでもありません。
ネット上で検索してもらいやすくするには1が重要なキーワードになりますが、後から編集したい場合や文字の大きさが気に入らないという場合は3から使うのもよいでしょう)
画像(挿絵)を挿入する
画像の挿入は基本的に表紙を挿入した手順と同じです
画像を挿入したい場所にカーソルを合わせて[insert]→[image]と進み、画像ファイルを選択してください。
画像のデータをドラッグ&ドロップ(コピーして貼り付け)しても挿絵を入れることもできます。
ページを変える
ページを変えるときも、表紙を入れたときと同じ要領で行ってください
改ページしたいところにカーソルを合わせて[chapter break]ボタンをクリックするだけです。
新しい[section…]が上に出てきたらそれで新しいページになっています。
目次を作る
本ができたら目次を作ります
目次はいちいち最初のページに自分で作らなくてもOKです。
このSIGILを使えば今まで段落ごとに[heading1],2,3,4…とわけてきた項目をみることができます
ツールバー(一番上の列)の[Tools]→[TOC Editor]をクリックしてください
これまで見出しにしてきた項目が出てきて四角にチェックが入っているBOXが表示されたと思います
この中から目次にしたくない見出しがあれば[Include]のチェックを外すと目次から除外することができます
これがあなたの本の目次になります
本のタイトルと著者名をつける
表紙の画像にタイトルと著者名が書かれていてもSIGILはタダの画像としか認識していません
SIGILにタイトルと著者名を認識させるために次の手順を必ず行ってください
一番上の列のツールバー[Tools]から[meta editor]をクリックしてください
[Title]、[Author]と書かれたBOXが表示されたと思います。
この[Title]がタイトル、[Author]が著者名となりますので、それぞれ記入してください。
そしてその下に[Language]という欄があると思います。
日本語の本の場合はココを[Japanese]にしてください。
そして、忘れてはいけないのが著作権の表記です。ここでできるのでやっておきましょう。
BOXの下に[Name][value]という項目はありますか?
(なければ[more]をクリックすると出てきます。)
ここで右の[Add Basic]をクリックしてその中から[Rights]を選択してください。
Nameの下に項目ができましたか?
項目ができたらvalueの下に次のように打ち込んでください
Copyrights その本が書かれた年(20XX) あなたの名前
これで著作権をはっきりさせる表記になります
ここまでSigilのダウンロードから使い方までいっきに説明させていただいたので、長文になってしまい目も疲れたことでしょう。
最後まで読んでくださってありがとうございました。