ワードで電子書籍を作る方法・注意点
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使い慣れたワードが役に立つ
それでは電子書籍の中身(本文・本編)を作る方法に入っていきましょう。
文章で電子書籍を書こうとお考えの方は、お手持ちのパソコンにマイクロソフトのワード機能がある場合、電子書籍の原稿を書くのに大いに利用してください
アレ?たしか電子書籍にはEPUBのフィーマット形式で原稿を書いたほうがいいんじゃなかったの?
よく勉強されている方ならそう思ったでしょう。
→EPUBを知らない人は【電子書籍フォーマットEPUBとは】を参考にしてください
そうです。電子書籍はEPUB形式で作るのが一番いいのです。
しかし、原稿を書く段階では、まずワードを使うことをオススメします。
というのは、やはり使い慣れているソフトということが一番ですし、
ワードならば原稿の書き直し、文字の配置換え、情報の抽出など下書き段階から清書までフル活用することができるからです。
ご安心ください
ワードのファイルならばオンラインサービスでEPUB形式に変換することが可能です。
EPUBに変換するための無料ソフトもあります
Amazon DTPでもワードファイルは入稿できます
(いきなりEPUB形式で書く方法も別ページで後述します。)
ワードのファイルをEPUBに変換する方法
ワードファイルをEPUBに変換するサイト(応用としてPDFなどの変換も可能)
このサイトの使い方をご説明します
(0:まず、インターネットのセキュリティを低に設定して置いてください)
いよいよ、ここから作業開始です。
Online-convertを開いたら[convert to ePub]というところを選んで[GO]をクリックしてください
次に[upload your document you want to convert to Epub:]の[参照]ボタンからあなたのパソコン内のePubに変換したいファイルを選びます。
Target ebook reader はdefalt
Change ebook title は「あなたの本のタイトル」
Change ebook autor は「著者名(あなたの名前やハンドルネーム)」
を記入して[convert file]をクリック
保存先を指定して、保存できたら完了です。
他にも変換からiBookstoreなど電子書籍販売店への登録までを引き受けてくれるサイトはあります
どれも海外のサイトですので英語です(汗)これらのサイトの使い方は(電子書籍の作り方・売り方iPad/Kindle/PDF対応版)に掲載されています。
また、
「海外のサイトで変換するのは面倒」
「自分のパソコンで変換するソフトがあればいいのに」
と思った方は
EPUB変換ソフト一覧
、
EPUB変換ソフト一覧2
で無料のソフトから最新の技術を駆使したソフトまで多数のソフトを掲載しています。
色々試してダウンロードしてみてください(コチラは日本語のソフトが出てきています。)
ワードを活用するときの注意点
ワードを活用してくださいといいましたが、ワードを利用するときの注意点もあります。
電子書籍業界はいまだ発展途上であるためワード独自の機能に対応しきれていないからです。
ワードで原稿を作るときは次の点に注意してください。
- 文章の書式を「MSゴシック」「MS明朝」にする
- スタイルは「標準」に設定する
- サイズは12(10、14でも可)
- ルビ・囲い枠・囲い文字は変換できない可能性大
- 段落設定が反映されない
- 文章の右寄せは厳禁
- スペールやタブが必要なときはインデントで設定する[→インデント機能の説明]
- 見出し・小見出しは基本的に本文と同じ設定で行う
- ページレイアウト機能を使わない[→ページレイアウト機能の簡単な説明]
- 画像を入れたい場合は貼り付けではなく、ツールバーの[挿入]を使う
- 図は線で囲まず、gifもしくはjpgのファイル形式にして張り付ける
- ページ区切り、セクション区切りはEPUBでは反映されない
- [ツール]バーの機能のオートコレクトを全てOFFにしておく
たくさんの注意点があるのですが、最初にワードの基本設定ができていればほとんどそのまま使えば大丈夫です。
上記の説明のなかでワードのインデント機能やページのレイアウト機能についてわからないというあなたへご説明させてもらいます
インデント機能の簡単な説明
一般にワードを開くと「印刷レイアウト表示」という形式が設定されています(ワードの画面左下にある5つの記号の左から三番目がオレンジ色になっています)。
まず「印刷レイアウト表示」になっているか確認してください。(なにも設定したことがない場合は、そのままで良いでしょう)
「印刷レイアウト表示」で文章を書くときにENTERキーで改行をすると段落を変えることになります。
そこでSHIFTキーを押しながらENTERキーを押すようにしてみてください。
普段は折れ曲がった矢印が出てくるのに↓下方向に向いた矢印が出てくると思います。
これが正式な改行になります。(インデントの基本)
段落を変える場合はENTERキーで改行してください。
SHIFTキーでの改行ができたらレイアウトと上ツールバーの間に調節のつまみのような矢印がある横一列に並んだ数字を見てください。
三角の矢印が上下に向き合っているのがわかりますか?
上下どちらでもよいのでマウスを使って矢印を左右へドラッグしてみてください
改行したときの空間を設定したり、文章全体の頭文字を揃えたりできます。
これがインデント機能です。
ページレイアウト機能の簡単な説明
ワードでは文章の観覧をしやすいようにレイアウトを整える機能が設定されています。
電子書籍を書く際は、この設定をOFFにしてください。
ワードを開いて、上ツールバーの[ツール]→[オプション]→[全般]→[観覧レイアウトで起動する]のチェックをはずすと設定OFFになります。