スルー力/大学生の必須スキル

現代を生き抜くためにあなたにもスルー力が必要になる

スルー力とは“（状況に応じて）ものごとをやり過ごしたり見てみなかったことにしたりする技術”です。

例えば現代社会では掲示板やＳＮＳの書き込みを始め様々な誹謗中傷を目の当たりにすることがあると思います。

「おまえバカか」とか「意味不明だからカキコミするな」という人の気分を害する発言も目立ちます。

そんななか全ての書き込み・発言に過剰な反応をしていると精神が疲れきってしまうこともあるでしょう。

そこで、自分と他人の違いを認めて受け入れながらも優先順位を明確にしたうえであえて無視する能力が必要になってきます。これがスルー力です。

そこであなたにも高いスルー力をも身につけてほしいと思います。

スルー力を高めると感情をコントロールするための選択肢が増え気持ちが楽になります。

例えば友人に夢を熱く語ったところ無理だといわれたときモチベーションが下がったり気持ちに迷いが生じたり恥ずかしく感じたりとマイナスの影響を受ける場合があります。

そんなとき本来であれば自分の欠点に対してキチンと向き合うことが大切です。
日常の５つの心得として感謝・素直・反省・謙虚・奉仕の心構えを忘れてはいけません。

しかしながらモヤモヤした思いを溜め込んでいるとストレスになる恐れがあるため、この場合“成功”するためにはスルーする選択肢も考慮してよいでしょう。（※１）

忍耐力を身につけるステップのうちの一つに「親戚、友人、周囲の人たちの否定的な、あるいは意気消沈させるような意見をきっぱり拒絶すること」という教えがあります。（引用１）

「自分は間違ってない　この先の浮き沈みも歌えば楽し」とＢ‘ｚも歌っているように自分は間違っていないと思ったら自信をもって対応すればよいのです。（引用２）

ネット上の書き込み以外のことも含めて、もし売り言葉に買い言葉でお互いを潰しあう出来事に遭遇したら愛を込めてスルーする勇気を持ちましょう。

まるでサッカー選手が適切なスルーパスをして得点をアシストするようにあなたにとっても周囲の人にとって有効なスルーを決める能力を身につけてほしいと思います。

スルー力は、単に無視をすることとは違います。

“無視”は相手を傷つける最低レベルの行為ともいわれます。

例えば友達とケンカをして一方が無視を決め込んで冷戦状態に陥った場合、どれほど心にわだかわりが生まれるか想像してみてください。

現実を受け入れない限りストレスは潜在意識（エコー）に貯まっていく一方です。

このように理不尽なことや嫌なことを言われたときスルーすべきかどうかは状況に応じて変わります。

自分も含め全ての人を思いやった結果としてあえてスルーする、その精神が必要です。

（※１）成功の定義：成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標【願望】を、黄金律に従って一つ一つ実現していく過程である。―ナポレオン・ヒル

（引用１）ナポレオン・ヒル著「思考は現実化する」
（引用２）稲葉浩志作詞「Pleasure2008～人生の快楽～」

source credit titles 1.Through my Lens / Roman Emin 2.She doesn't see it / hellodan 3.Life Journey / h.koppdelaney