ハインリッヒの法則を学び機転の利く人になろう
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ハインリッヒの法則とは
「ハインリッヒの法則」をあなたは知っていますか?
これは、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり29の軽微な事故の背後には300の微候があるという法則です。
いうなれば労働災害の経験則の一つです。
アメリカの損害保険会社に勤めていたハーバート・ウィリアム・ハインリッヒがこの法則を発見したことが名前の由来です。
この法則から工場の98%の労働災害は予防できるという教訓が生まれました。
このハインリッヒの法則は今では災害防止のバイブルになっています。
ちなみに300の兆候のことをヒヤリ・ハットといいます。
ヒヤリ・ハットとは
ヒヤリ・ハットとは事故につながる一歩、二歩手前の兆候のことをいいます。
例えば医療現場で、医者が間違った薬を処方してしまったとします。
しかしたまたま患者がいつもと違う薬だと気がついて服用を控えたら、それがヒヤリ・ハットです。
医者は自分のミスに気づいたら瞬時に過失を認め、患者に謝罪し、素早く薬を交換するべきでしょう。
もしこのようなミスが続いたら社会的大問題です。患者が間違って処方された薬を飲んでしまったら健康被害が出てしまう重大な事故につながりかねません。
クレームを言われたら気持ちは萎えるでしょうが、それは29の軽微な事故で済んでいるのです。
ハインリッヒの法則を意識してほしい
私たちは日常生活においてハインリッヒの法則を意識するべきでしょう。
なぜなら大きな事故につながる芽を紡ぐことができれば生活が大いに平和になるからです。
例えば交通事故の多くはヒヤリ・ハットを見過ごしていることから起こります。
初めての道でカーナビに注意をとられて危うく追突しそうになってヒヤリとする。
寝不足が続いていたときに信号待ちでウトウトしてしまい後ろにクラクションを鳴らされて目が覚めハッとする。
これらの不注意はあなたの平和を脅かす警告なのです。気を引き締めてすぐに対策を考えたほうがよいでしょう。飲酒運転などもってのほかです。
もしヒヤリ・ハットをないがしろにしていたら裁判沙汰にもなりかねません。最悪の場合命を落とすこともあるでしょう。
特に育児中の親はヒヤリ・ハットを見過ごすべきではありません。
ストーブやヒーター、机の角など家の中といえども赤ちゃんにとっては危険なものがたくさんあります。
日頃からヒヤリ・ハットに注意して危機管理シミュレーション能力を高めましょう。
ちなみにハインリッヒの法則を意識して生活をしていると機転の利く人として周囲からの評判をあげることも期待できます。